秩序あるスラム街から生み出されるモノたち。

Interview Vol.2 : macromauro(マクロマウロ)
鮮やかなペイントが目を引く財布や特殊な塗料を使用したリュック、大きなガマ口が印象的なカバン、、、
きっと街中で目にしたことがあるでしょう。
ユニークさと機能性を兼ね備えたバッグや財布は男女問わず人気があり、リピーターも多く、
たくさんの人に支持されている「macromauro」。
今回は「macromauro」の感性に迫り、「macromauro」ならではのデザインの背景を探ります。
[macromauro]
大阪を拠点に活動。
2003年に、つくり手の頭の中だけの架空ブランドとして始まる。
その後、某バッグメーカーでデザイナーを経験後、妄想が抑えられなくなり、2006年に本格的に始動。
「macromauro」という名前には意味がありません。『在る』ことだけでいいと思っています。 いつも頭の中にあるのは『秩序あるスラム街』。
一見するとただ荒廃している風景にしか見えないけれど、よく見るとそこにはそこなりの規律があって、
偶然におもうことも、実は必然であるというのが唯一のコンセプトです。

Q. コレクションが完成した時のお気持ちをお聞かせください。
A.安堵する反面不安にかられることがあります。そして、次はどうするかということもよぎります。
Q.「偶然におもうことも、実は必然である」というのが唯一のコンセプトとお聞きしましたが、その意味は何ですか?
A.無意識での行動も、今までの経験や考え方などが反映されての動きになるので、
コンセプチュアルなものは不必要で全ては結果に詰まっているということです。
Q. macromauro を製作するにあたり、大切にしている事と、逆に大切にしていない事はありますか?
A. 当たり前ですが、思いついたアイデアでテンションが上がらないことはやらないようにしています。
Q. ご自身の物づくりに影響を与えた、時代や文化、国や様式などがあれば教えてください。
A. これは言ってしまえば全ての時代、国ですね。
特定のものだけに限定することはないです。そして、流動的に興味は動いています。
Q. 人間の三大欲求である、「食欲」 「性欲」 「睡眠欲」について、現在のご自身の生活からの視点で、それぞれのもつ意味合いをお聞かせ下さい。また、その他に欲があればお聞かせ下さい。
A. 欲がなければ何もする気にならないので、絶対的に必要だと思いますが、
その反面ありすぎても身を滅ぼすと常に思っています。それをコントロールできるのは、
自身がどういう人間でありたいかという基準だと思います。これがないと大変ですね。
Q. 好きな音楽や映画など、あれば教えて下さい。無ければその理由もお聞かせ下さい。
A.ターミネーター2と最近見た映画で面白かったのは、インターステラーです。
音楽は気分で聴くジャンルがばらばらなので、特定の好きなアーティストはいないですね。
Q. 普段の生活において、ルーティーンにしてる事などがあれば教えて下さい。
A. 朝に喫茶店でコーヒーを飲むことです。
Q. 現代のファッションシステムに対して、不満や希望するものがあれば教えて下さい。
A. 結局、色々な問題の答えは自身で出していかなければならないので、不満、希望どちらも求めるものはないですね。
Q. ご自身が、macromauro らしさが特に強く表現されていると思うアイテムを選ぶとしたらどれですか?
A.らしさという言葉があまり好きではないのですが、自分が一番好きなものはTonybobです。
Q. よくお客様に macromauro の修理を頼まれるのですが、使い込まれた財布やカバンを見た時のお気持ちをお聞かせ下さい。
A.人によって同じ商品でも、状態が様々なのでそのつど思うことは違いますが、
我々が作ったものが、その人の日常の中にあるということはやはり嬉しいですね。
Q. 今後、挑戦していきたい事はありますか?
A.色々ありますが、自分だけでは作れないものを作りたい欲求は強いです。
Q. 最後にmacromauro を購入して下さるお客様に対してコメントお願い致します。
A.愛着ある限りはできるだけの事をさせていただきますので、これからもどんどん使ってやってください。
ありがとうございます。
LIFE = idea
アメーバのような変幻自在の思考と発想を
身につけれるよう、
日々そのことを忘れず好奇心を持ち続けよう。
何を捉え、どう修正していくか。
自分自身で考えよう。
人生はアイデアで変わるはずだ。

macromauro
Home Page : http://www.macromauro.com/
instagram : https://www.instagram.com/macromauro/?hl=ja
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