「違和感と調和する主体性」のブランド
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
これから MAGAZINE ASHIURA をちょくちょく上げていこうと思います。
まず、最初はこの秋冬から新しくWallace & Murron でお取り扱いさせて頂くことになりました、
“WALDE” (ヴァルド)と言うブランドについてご紹介させて頂きます。
WALDEとはデザイナー田村莉枝が2022年SSからスタートしたブランド。
デザイナー田村莉枝の経歴は2016年に文化服装学院服装科卒業後、国内のコレクションブランドでデザインを担当。
「子どもの頃からファッションの仕事をするのが夢だった」とし、自身のクリエイションを色濃く反映させるため自身のブランドを立ち上げた。
WALDEのネーム由来は、大地に想いを馳せ赴くまま歩き、触れる事で得られる無垢な好奇心や畏怖の念から名付けられました。
ブランドのコンセプトは「違和感と調和する主体性」とし、
機能性のある洗礼された美しい素材と構築的なシルエットに対して、どこか好奇心を踊る実験的なディティールを特徴とするダイバーシティへ向けたユニセックスブランド。
滑らかな石など自然の中に潜む曲線美と直線の調和をアイテムに反映し、立体的なデザインは単にボリュームでの立体感ではなく、かんぬき止め等を用いて凹凸を作るなどのディテール要素を取り入れている。
日常に感じる美しさや疑問、自然の中に潜む曲線美と秩序的に計算された直線の調和をアイデンティティとし、
それらをミニマルなデザインに落とし込むことでシーンや人・時代に捕われず個々のスタイルをつくり、また着る人自身を構成するエレメントと向き合える様な豊かなコレクションを発表します。
これが田村莉枝が考える WALDE と言うブランドです。
今季のコレクションのテーマは "Lagom"
意味はスウェーデン語で「個々人それぞれにとってのちょうど良い量」
9-12世紀、ヴァイキングであったノルマンの人々が輪になって蜂蜜酒を回し飲みする。
そんな時は決まった量でも、押しつけるでも奪うでもなく、分け合いつつもそれぞれがちょうど良いと思う量を得た"Laget om" に由来する。
しばしば"How to"等で見かける適量の文字。
これは一体誰にとっての適量なのだろうか。さらには適当な量なのか、適度な量なのか、はたまた適切か。
大体は一般的・平均的に想像つく量のことなのだろう。
しかし、時にその個にとっても心地良い量でとどめるというのは難しくも思う。
"Lagom" の精神を生地や繊維そのものの製作工程において、当てはめて考えてみた。
自然な流れに任せる事で、差す日差しがシワの量を決め、紡毛の振るいがケンピの量を決め、染料の余白が炭跡の量を決める。
加工を加工としてあらかじめ量を決定し、そこでストップないし必要より多くを求めるのではなく、バランスの取れたその瞬間を切り取ることに焦点を当てた生地を全面に使ったコレクションだ。
シルエットはクラシックなスタイルに対照的な機能袖やドローコードを取り入れることで、
可動域はもちろん、着方の自由度も高め、そこでもそれぞれの”量”を楽しんでもらいたいと言うテーマである。
ぜひ店頭で、田村莉枝の作る「違和感と調和する主体性」を手に取り感じて頂きたいです。
W&M MICHI
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Wallace & Murron WEB
WALDE
HOME PAGE:https://walde.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/waldeofficial/
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